テキスト1994
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ふめヲ@。〈表紙の花〉花材ガーベラ花器彩色植木鉢この派手な植木鉢は、次女のはながお母さんに、と買ってきたものでフィリッピンで作られたものらしいが、南の島国の明るい允エの下では植木鉢にこんな発想が浮かぶ忌わしい。マジョルカ焼の陶器にも美しい彩色の植木鉢もあるが、この植木鉢はアクリル絵具ででも彩色したのだろうか、陶器の粕薬より派手で気楽に描かれたよ、つな感じを、つける。そして鉢だけでなく、提げ手まで真赤に塗られているので配色の一部としてとり合わせに加えなければならない。花器として使った植木鉢の色が見た通り派手なので、花の色は淡いクリーム色のガーベラと、キウイの実と蔓の茶色でおさえている。キウイの蔓は生のものを用いたので一ヶ所だけ新葉が開いて若い緑の葉が聞き始めている。いける順序としては、まずキウイの蔓をしっかり固定させるため、赤い提げ手に太くてしっかりした蔓を目立たないように細針金で括りつけ、更にからめ合わせた蔓の交差部分も細針金で固定させる。しっかり蔓が立ってからキウイの実をとりつける。実には同番ぐらいキウイ2

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