テキスト1994
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猫柳二瓶行型(叩頁)花器煤竹す筒猫柳はどこの川辺にも自生している柳で河柳ともよばれている。この柳は生花の稽古によく使われる花材なので、行型と草型を並載してみた。いずれも幻本使っていて、真、副、留に各5本、胴7本、控4本となっている。真の長さは基本に従って、竹簡の三倍の長きに竹簡の中に入る部分のねニや久a長さを加えて副、胴の長きをきめて枝ごしらえをする。その段階で大切なことは、簡の口からmHンぐらいまでの花芽を丁寧に切り取り曲がりを正して水際部分がきっちり一本にまとまるようにしておかなければならない。作例の行の花型には内副を挿し加えて花型に柔軟さを与えている。草型副流し(日頁)猫柳は手頃な花材なので季節には最初に行の花型を稽古し、次の稽古日には草の花型と続けると生花の基本的な花型がよく理解できる。作例の副流しでは、副の長きを真より叩てほど短く枝取りしている。花器綜伽船能副流しでは副の主枝より副の沈みを叩1日で短く枝取りすると、副の主枝がのびやかに感じられるようになる。留は行の花型より短い。/ tt 10

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