テキスト1994
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接骨木花型接骨木は昔から日本人の生活には親しみ深い木だったのだが今ではあまり役立てられてはいないようである。接骨木の字義通りその黒焼きは骨折の薬だったし、田の神を配るのに使われたり、小正月(1月日日)には幹や枝をつすく削ってちぢらせて削り花を作って飾り、紙が普及するまではこれで体総を作った。今でもそんな風習を残している地方もあるのかもしれないが、都会では、たまにいけ花で見るぐらいのものである。割合早くから芽吹く樹種なので一月下旬には花屋に出てくる。固い芽もいけて三、四日するとふくらみ始めて葉が聞き始める。花器白二種挿副流し色勅花瓶白椿10

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