テキスト1994
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二%・6A1ねひすけしろわびすけ包匂→hv。私の家の庭に咲いているのは白佑わ椿←νu↓7144b−d 権二色十一月になると白佑助が咲き始める。そして春に新しい葉が出る頃にもまだ花を少しだけ残している。半年近く咲き続けているわけである。佑助という惜の名前は、秀吉の朝鮮出兵のとき佑助という人がいて、その人の持ってきた椿なので「佑助」とよぶようになったと一五われているのが通説である。だが名前の由来には別な一説もあ助だが、佐助本来の花は紅地に白斑が入っていて明蝶佑助とも云う。この佑助をいけておくと、茶席にほんのりとした閑寂さが漂う。ということで、「佑」と「好」(数奇)を合わせて「的知」とよぶようになったのが転説してワビスケとなり、「佐助」の字があてられるようになったのだというのが本当らしい。京都の町家の中庭に椿は付きものである。椿の品種名を沢山知っている訳ではないが、自分の家の椿の四季は住んでいる年数だけ知識が桔み重なり、そして何代もたつうちに機々な形で美術工芸に刻みこまれて行く。理屈ではなく、いつの間にか身についた悼の姿歩』奥深くいけてみた花器点刻文陶花瓶びす.しv11

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