テキスト1994
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柳二極押花材赤芽柳寒菊花器煤竹鼎花型行型二種挿いつまでも暑さの残った今年は紅葉の時李も大分遅れたそうだが、それでも十一月の初旬には水仙も寒菊も方々の花屋に並んだ。ト亦非柳はまだあまりぷみを帝びていなかったが、そのフすら亦さは反って初々しい感じである。この作例では亦牙柳卜四本に京、鈎を総問、留、控と三ヶ所に使っている。寒菊のような寂びた風情の花には柳はあまり多くない万がよい。例えば柳七本に寒菊は、留と持の二本ぐらいでおさえ、あまり山をつけないでい共の花引に近い姿にいければ初冬の閑寂さを感じさせる上品な生花になるだろう。晩秋から初冬にかけて生化の階市に柳傾がよく使われるよ、つになる最初のっちは少ない本数で正しい花唱をいける槽古をし、徐々に数をふやして行く。技術を焼く上では河本、川本という数いけをしてみるのもしいが技術が向上したら、あまり多くない本数で自然で上品な感じを求めるのが生花の本筋だと一五える。6

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