テキスト1994
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E朝+串檀揖大−晶p− mw・年慮圃叫U売販いけ花は日本独特の文化幅広いフラワーデザインの分野花と人との付き合い方。古くて新しいテーマでもある。花を生き物として、葉、茎まで全体の姿を大切に表現する「生け花」、身に着けたり飾ったりすることに重点を置いた”完aE朝刊Hu’pb11J/フォーラム読売新聞本社読売テレビホiルで聞かれ、約四百人が参加。「フラワーデザイン」。その様式や精神文化について語り合う「花フォーラム||それぞれから咲く花の対話」(読売新聞大阪本社、読売テレビ主催)が、大阪府吹田市の大同生命講演と実演桑原専慶流副家元桑原樫子井上恵子フローラル・アートスクール校長井上恵子コーディネータ|読売新聞大阪本社編集委員「生け花を通じて、花と人とが共存しているという喜び、実感を得ます。枯れ木や老木、傷んでしまってどうしょうもない花をもいとおしく思うのです」そう語ったのは、華道桑原専慶流副家元の桑原則性子さん。自然のままを受け入れる精神は、江戸時代に発達した日本の園芸が、「作る」では清野博子なく「育てる」ものであったことに通じているという。紅葉したマンサク、ケイトウ、実をつけたワレモコウの「投げ入れ」による実演では、を表現した。山と野と里にあって、互いに知り合うことのなかった草木の見事な調和に、会場からはため息が漏れた。「生け花の良さは、このような花と花との出合いにあります。重ねて生けることで、私たちに季節の恵みを惜しみなく与えてくれる。日本の美しさを取り戻す、独特の文化なのです」井上恵子フローラル・アートスクール校長の井上恵チさんは「花は衣、食、住すべての場面で生かされている。花の前では、人は清らかな気持ちになれます」とした上で、ファッションにおけるフラワーデザインの役割に焦点を当て、臆史を追いながら説明した。起源は、パラやハスを身にまとったエジプトのブレネス王にさかのぼる。その後、フランス山族界で、服飾文化の隆盛とともに広がり、髪飾りやコサージュとして定着したといたなかった。が、一九七0年代に生け花がヨーロッパのデザインに取り入れられ、それが、生け花的なフラ一足早い秋の情景ワーデザインとして逆輸入され、人気を呼ぶようになった。「フラワーデザインの世界は、分野、志向ともにどんどん幅が広がっています」と井上さん。実演は白いカサプランカのブlケ。「花嫁のタイプを知って、その方に合った花を選び、祝福の心を込めて形を整えて下さい」と語りかけなががら進める手一冗に、視線が集まった。最後に、コーディネーターを務めた読売新聞大阪本社・清野博子編集委員が「職業として花を生かしたい」という参加者の声を紹介。桑原さんは「やる気さえあれば、道は開けると思います。ただ生けている時は、自分と花との対話だけですが、仕事になると人と人との対話が生まれるので、魅力的な人間になることが大切なのではないでしょうか」と答えた。読売新聞9月刊日水曜日朝刊以上が読売新聞に紹介された、いけばなとフラワーデザインのそれぞれのあり方のフォーラムだったのだが、その違いについては、自然環境、宗教、経済状態、民族の噌好やその他の多面的な文化の差違によって自然との接し方も変る。それについて私なりの考えをまとめて近いうちに掲載したいと思っている。仙渓’bl催’vω ・4一aa−−,主、「ノ。日本では花安』身にポける考えは育5

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