テキスト1994
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せいよ今υい茸LSA7LaA1ひEえ〈表紙の花〉クリスマス・カラーというのは、デザイン屋さんによると、赤と緑の配色なのだそうである。赤は日本の色名で云う狸々緋、緑は常緑樹の葉の色で、クリスマスに飾られた西洋柊とその赤い実の色がもとになっているらしい。実の赤と葉の緑は反対色ということになっているが、日本でも千両や万年青が新年に飾られ、古代の中国でも祝い事の席に万年青が飾られたらしいが多分実もそえられていたのだろう。ところで、十二月二十五日は古代ゲルマンの冬A!至しのょ−頃で太陽の蘇hVりを祝ったらしい。その日をキリスト降誕日とするようになったのは四世紀になってからのことで、それまでは一月六日を「大いなる新年」としてキリストの誕生を祝っていたそうである。冬の間も変らぬ常盤木の緑の間に光る赤い実は新しい生命の蘇りのシンボルとして多くの民族に受け入れやすい色と色であろう。北欧では春蒔きの麦が秋に収穫されている。秋から冬にかけて麦むg藁hvで作った飾り物が目につくのも新藁が沢山あるからなのだろう。いつか日本で暮らしていたドイツ人が、ドイ花材アンスリユlム花器鍍金王冠型水盤枯麦松笠2

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