テキスト1994
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花として売られているセロシア(学名ケロシアの英語読み)等、いけ花に利用されている鶏頭の仲間もあり、大型の品特は秋のいけ花展には欠かせない花材である。花材鶏頭濃紅色、白、黄、ピンク薄の穂花器褐色柑金条文深鉢左上に立ち上がっている濃紅色の鶏頭は少し変った形をしており、も曲がっているので、これで花引のきめ予に使い、上段と後万には波打机色、中段左に’口、有に賞を配色して下段中央はピンクの大輪を置いて色の流れを作っている。葉は水防げがよくないので始どとっていけているので、そのあまり美しくない茎を覆う役目もかねて軽く柔かい感じの薄の穂をそえている。花材鶏頭(オレンジ)黄菊花器角型白色軸コンポート茶褐色でともすれば竜く沈み込んだような感じになってしまう蓮台には、明るくて色の対照が際立った大輪のオレンジ色の湾頭がよく合う。そしてそのオレンジ色をよりはっきり印象付けるため下段にレモンイエローの菊をそえたが、季節感を織り込んだ変った花担の盛花である。〈8頁の花〉〈9頁の花〉+連台茎9

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