テキスト1994
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七竃紅葉花型副流し花器黒褐色紬水盤紅葉類で真先に使えるよ、つになるのは、まず丸業の木(紅満作)だが、そのあと北海道から封筒の紅葉が送られてくる。日本は紅葉する樹種の多い国で、それだけに各地の名所に自慢の紅葉樹林がある。七竃の紅葉の美しいのはやはり高緯度の北海道や、本州では高山借である。作例にいけた紅葉の七竃の校は、すんなりと育った若枝なのであまりきっく撲めずのびやかさが感じられるような副流しにいけている。実は少なかったので短い留め枝で見せるようにして、更にその色がひき立つよう、留の後には白菊を一輪だけ控として立てている。花器は配色を考えて紅葉を生かしたい。10

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