朱色に染まった実の袋は下の・万だけで、上の方は緑色の色付いていない実と葉だけである。水盤でいける場合はできるだけ浅いものを使い、投入なら足を足して茎の切口が少しだけ水につかるぐらいにして赤い実を上に上げて挿す。初秋の郊外の感じとして黍の穂で季節感、鉄砲百合をそえて鬼灯の色をひき立たせた。花材クルクマ・ポニチユア・オコルビリl著義とオクロレウカの葉花器空色深鉢クルクマというのは坐争科の秒台属の草花の仲間のことで、作例に使ったポニチュア・オレンジの他にも多数の品種がある。コルビリlはグラジオラスの一種で、純白に赤の線の入った美しくかわいい花である。色彩をひき立てるためトルコブルーの花器を使ってみた。〈4頁の花〉花材グロリオーサ白蓄積花器紺鼠色耳付花瓶多量に挿した鮮紅色のグロリオーサに白蓄蔽にはたっぷり水の入る重々しい花瓶が必要であろう。豪華に飾りたい一瓶である。花器褐色柑変り型花器秋口らしく、という意味でとり合わせた作例で清々しくいけたい。〈3頁の花〉レンジ〈5頁の花〉花材栗鶏頭鉄砲百合5
元のページ ../index.html#105