テキスト1993
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龍の生花花材花型副流し花器煤竹平箆龍には軽くという意味で七竃を小振にいけてみた。そして真夏の生花なので葉のよくしまった枝を選び風通しよく枝葉をすかしてみた。この臨時は提手のない平寵なので枝を自由に形造ることができるので生花には使いやすい。そして構成の単純な生花なので、どこか一ヶ所に見所を作る枝がほしい。作例では副の枝先が枝の流れに逆らって反対に反り曲がった一枝が副におもしろ味を加えている。肱対恕は6月から叩月頃まで荒地に咲いているが花が小さく茎の細い草花は、奥行を作る役目の控には向いているようである。八月も半ばを過ぎると花材も変り、諸種の秋草のシーズンに入るが、龍には小品の生花もよく調和する。μν罷膨加知9

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