テキスト1993
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先月号で「男のたしなみ」についての文章房長国いたところ、姉に「立方の言いたいことはよく分かるけどこれではますます立方の婚期は遠ざかるわねえ。」と、呆れた顔をされてしまい、あわてて対策を考えなければという心境になった。と言うわけで、と考、えなければいけない事を探してみましたが、これはまるで自分の欠点を分かっていても直せない、と言う感じで少し難しい問題の様です。私と同じ様にまだ結婚をしていない友人と話していると、その男性評にはかなり厳しい注文が耳に入ります。それには我が事のように同意できるのですが、男性ばかりがよくないのではなく、女性側にも沢山問題があるのではないかと思います。それは私達の世代が大変恵まれた時代に育ったので、豊かきに慣れきっているせいなのかもしれません。私達には今の満ち足りた生活を落としたくないという気持が強いようです。それはこれから自分の生活を作り上げて行予」うとする私達の場合、どう考えても具合の悪いことではないかと反省する気持もあるのですが。方が思慮深く、目的を達成しているに楽しく暮らして行ける時代です。でも:::でもなのであります。やはり素敵な男性に巡り合いたいという気持はやはり強いのです。外国映画を見ていると、しっかり「女の心得」桑原はなAみ尻は女性がもっ・でも女性一人でも充分裕福した自分を持っていてしかもユーモアのセンス、そして高い教養がそなわった男性が出てきます。多分架空の人物なのでしょうが自分の周囲にいないのが恨めしくなります。これも情報の与えられ過ぎなので!しょ、っ夢は夢でよいとしましょう。だけど目をさまして歩き始めなければならない私達です。私の父は、今の君達は叩点満点の9点ぐらいの人を求めているし、女性も良い学校を出た良い家庭に育っ僕は2点、お母さんは4点ぐらいだったけど、気が合ったのと夢中で理想を追いかけたのでかなり良い点数をつけられる夫婦になったらしいと言ってます。よく花を生けていても時々気に入らない部分に焦ってうるさく手を加え過ぎて最初の良い持ち味を崩してしまう事があるが、それとは逆にじっくり花を眺めながら一枝ずつ生けてゆく方が面白く、出来上がりを見てもその方がやはり味わいがあって満足感に浸る事がある。女性は何かと目先の事に捕らわれやすい癖があるのでかえって男性ののかもしれない。まあそういう訳で、私も色々反省を怠らないようにいずれ良き伴侶となる方の出現をゆっくり焦らずに期待していようと思う。た9点の人ばかりだけど、僕の場合。9

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