テキスト1993
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アンスリユlム作例は、生花の構成を利用した自由花である。生花は真、副、留の三枝を骨に胴や控、その上に見越ゃい具囲に総岡に各校の沈みが加わって複雑化して行く。だが点、副、留の構成は花引が点から行・草に到っても生花としてのバランスは崩れないで、言葉では表現しにくいが生花であることがはっきりとわかる。この一作は大きいお化けアンスと小粒の姫アンスの対照を生花の形で見せようとしたもので、生花の副に当たるお化けアンスが大き過ぎて生花としてのバランスは崩れている。だがそれなりに興味のもてる一瓶なので作例としてとりあげてみた。花村お化けアンスリユ|ム・姫アンスリユ|ムとその葉アロカシア花器陶花瓶11

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