テキスト1993
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四月から五月にかけて、生花の研修会に裏自の木を使った。作例はその際解説しながらいけた一瓶だが稽占の参考になるので掲載裏白の木(山梨)してみた。花器煤竹寸筒が、銀紙色の葉色が好まれ、又水揚花型副流しもよいのでいけてから葉の生長して行くのが楽しみな花村である。占に用いる若木はもろくて折れやすいので形をきめるのが中々難しい花長自の木は税総属の落葉の高木だ老木なら多少の携めはきくが、稽材である。作例も若木だが扱いに慣れてもらうため一位挿しで稽古してもらったが不定形な枝のどこをとり出せばあまり携めずに明におさまることができるかがこの研修会の主眼で、作例も、あまり無理には携めず素直にいけ上げた一瓶である。7 fι

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