テキスト1993
63/145

たかねいわや’枝垂柳だが、柳科は種類が多い。木の姿も色々で直立して高き却m以上になる大葉柳や化粧柳もあれば、亜寒帯や高山の高嶺岩柳や深’h山やまや柳は岩や石コロの聞に生えて高さ3j5mにしか大きくならない。樹形ですぐ思い浮かべられるのは川端の枝垂柳だが、水際に立って根元を流れに洗われている粧概類は枝が直立しており、化粧柳の大木の枝は斜上し、他の樹木と同じような姿で雪山を背景に堂々とした美しきで立っている。いけ花に使われる柳は行李柳や赤芽柳のよ、つな猫柳類と枝垂柳に作例として使つた叡訟柳等が多い。枝垂柳は初冬に葉が落ちつくしてから早春に若葉が芽を出す頃まで、猫柳類はその細い線を古典的に揃えたり、現代花では線条を様々にまとめている。雲龍柳は落葉後裸になった枝の蛇桁僚も興味深いが、美しいのは小きな若葉が出はじめる季節である。その若緑は椿等の和花とのとり合わせでもよいが、作例のようにグロリオlサのような洋花ともよく合、丸枝をよく捌きグロリオーサの葉を水際に集めて花型をととのえる。花材雲龍柳グロリオlサ花器横縞模様陶花瓶rss相P私達が柳として見慣れているのは11

元のページ  ../index.html#63

このブックを見る