テキスト1993
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4頁花材桜赤陪この作例はアイリスの葉の動きをまとめる稽占の参考によいのではないかと思う。アイリス(ダyチアイリス)の葉は他のアヤメ属の花の業とちがって断面が先端までV字形になっていて、そのカlブの仕万が美しい線となっている。下部の業のカlブは深く上になるほど浅くなり、左右に分かれている。適当な長さに切ると下部に残った葉が自由に使えるので、それらをしなやかな曲線として挿し加えて行く。とりあわせたガーベラはピンク3本とクリーム色3本でアイリスの下部をまとめている。草花だけで一瓶を構成する場合あまり種類を多くすると花の性格がはっきりせずデザイン的になる。悔が咲き終る頃桃が聞き始め、そして般に続く。早春から陽春まで、この三種の花木には悼の花がよく似合う。かわいい桃色に円怖をそえると優しくあでやかだし、断仰向い桜色には赤惜で陽#の岐かさにうっとりしてしまう。桃の枝は柔かな線に花が並び、桜の硬い伎阪はふっくらした花のかたまりに組われた花木の患の二作である5頁棲と桃〈4貞と5頁の花〉花器長万引足付水盤花器淡緑色陶花瓶花村桃白柿4

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