テキスト1993
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一/三人3花型二種挿副流しヲ花器赤褐色軸花瓶ホ瓜は朱色、菊は金茶色で翫を入れて五輪を留と控にいれている。副流しにいけているが、長い副の枝に対して花瓶の下部がどっしりしているので花型にも安定した感じを与えている。生花には色々な花器が使われるが、まず第一に刃臨りが器に安定するもの。花がとめにくいと時間ばかりかかって肝腎の花が傷んだり、捌きをつけるまで手がまわらなくなる。次に一本にまとめられた水際が締麗に見せられる花器がよい。生花や立花のように足下を一本にまとめる花型では、水面を見せてこそ、その立ち上がりの姿が美しいのである。4頁の作例に使った花器は1// 4 ご~

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