テキスト1993
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制定し化出版色川似淡村花瓶政事には恥とかm怠があり、同じ稲科の多年草だが、それぞれ別属の野草である。いけ花によく使われるのは女苅萱の万で、夏の聞は細い葉のしなやかな線と緑が美しい。花屋にはあまり置かれていないが日本全土に野生しており大都市でも少し町をはずれた所で簡単に採集できる。苅萱は四本で、真、見越、副、刷に用い、兵と副の茎は作例ぐらい、に携めて形を作っておく。留側には夏雪草(白花京鹿の子)を使い控には亦い権下をそえて奥行の視点としてみた。夏雪草は二本使い、総聞は胴の下まで高く上げている。そして夏雪草の形の良い葉で、胴から留までの間を緑で、つずめる。草花の生花、とくに野草は水協がりがよくないので予早くいけることが大切で、そのためには生花の基本構成をしっかり勉強しておきたい。苅萱は秋口には穂を出しはじめ、晩秋にはすっかり枯色に染まる頃に小菊やか胞舷等をそえて季節の風趣を伝える良い花材である。Tm態1'( イとI~リ苅種J草11 f無

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