テキスト1993
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惨満4丸葉の木副流し制流し菊花作花三器開俗器煤竹鼎同麻竹ツ窓竹満作と丸葉の木満作科の枝物花材には、春に黄色の花の咲く満作属の満作、支那満作、阿哲満作。土佐水木属の土佐水木、日向水木。そして紅葉の美しい丸葉の木属の九葉の木も同じ満作科の活葉樹で、別名を紅満作とよんでいる。丸葉の木の花は存に咲く黄花満作と追って秋に紫色の花が葉蔭に咲く。花屋によっては丸葉の木と満作を混同している店もあるので、春咲きの満作を花満作、紅葉の美しい丸葉の木を紅満作とよんだ方がわかりやすいのかもしれない。花満作は悔に少しおくれて咲き始める早存にいけることが多く、紅満作のい力は口十くから紅葉しはじめるので八片の下旬から九月にかけて用いる紅葉花材である。満作系の花材は一般に枝がしなやかで粘り強いので境めがよくきくので形がつけやすい。4

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