テキスト1993
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しまはタlト・デザートピl)みAいヴV。純和花という感じが強いので女郎花は桔梗、薄、菊、吾亦紅のような季節感の豊かな草花ととりあわせることが多く、季節感の薄い洋花ととりあわせることは少ない。だがこの花の姿形は作例のように紫色め洋前パンダともよく九日っている。他にも色彩のはっきりした大引の洋花との二極押しも考えられるて茎と花をすっきり見られるようにいける。〈2頁の花〉いずれにしても女郎花の葉をとっ花村綜欄竹ネリネ花捺金彩ガラス鉢いけ花に使われる観葉植物の極傾が現作では大変多くなったので、綜欄や綜欄竹をいけることが昔より少カラジュlムなくなったようである。作例に使ったのは綜捌竹の葉だが、綜欄の葉よりも小型で柔らかみがあるので、草花ともよいとり合わせになる。葉を正面に向けて立てると濃緑色の一扇を拡げたようになり、その聞からネリネのような茎の長い花をのぞかせると、花の色がより鮮やかになり、更に後に葉を重ねると軽やかな奥行が感じられるよ、つになる。花器は金色の動物が拙かれている口の広いガラス鉢で、その上に大きくひろがった綜欄竹とネリネの足下を鮮紅色の斑入りのカラジュlムでまとめている。カラジューム7枚は水盤め縁から前に長くっき出した一枚から少しずつ短くとって前面を5枚でまとめ、水盤の内側にも2枚使って奥行を作っている。花材M制葉蘭花器創作陶花瓶オーストラリアには他の大陸で見られない固有種の柄物が多い。変った花で最近よく使われるようになったカンガルー−ポーもその一種だが、作例のグロlリl・ピーはオーストラリアの豆科の固有種で、雨が降ると芽を出し、二、三週間で生育して花が咲くそつである。切花としては売られていないようなので鉢植を切って使ったが、豆科らしい蝶形の赤い花の中央部の旗弁が黒く、その対照が美しい。グロ|て大量に栽培されそうだが、その色彩の生きるような取り合わせの参考として白斑の鮮明な葉蘭を選んだ。リl−ピーも今後日本でも切花とし〈3貞の花〉A、グロlリl・ピi(別名ス3

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