テキスト1992
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ヲG。蜘恥貯の廿寵と淡桃色の都忘れ、いれたいような気がしてくる。葉の薄い楓か事、の葉は陽光を透して辺りを緑に染め、艶やかな椿の若葉が明るい日射しを優しく照り返し輝く。小きな家の庭もこの季節には木々の初々しく伸び上がって行こうとする気持が快く私達にも伝わってくけておいても日に日に葉は育ち、奮が聞く。この二種挿しは七竃ののびやかな生命力を象って真流しにいけ、都忘れは七竃の後に控として、そっと挿してみた。枝数は少なく、花型をはっきり見せ七竃ののびやかさを見せたい。〈5頁の生花〉花型留流し花材航跡(紅花)郎関は小枝が多く、樹型も真の花型や標準的な行の花型におきまりにくい。又小枝のつき方も密生したものや疎らなものもある。花器煤竹寸筒5

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