テキスト1992
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アマリリス三花十三葉花器褐色紬水盤アマリリスも本来の開花期より早く二月になると早生種の切花が出はじめる。彼岸花科の植物は葉の出方が様々で、水仙のように花の茎が葉にはきまれて伸びるもの、アマリリスは一つの球根から葉株と花茎が別々に出るもの、彼岸花は開花期には葉は無く、花が終ってから翌年の開花期までは葉だけになる。アマリリスは葉株と花茎が別かれている出生の姿をとって、葉株の後に花茎を立てる。十三葉の場合は真の花の前に真の葉三枚、副の花の前にも同じく三枚、胴の花の前には二枚組の葉を使う。留は三枚の葉を一株に組んだものとこ枚組の葉株の控を留の後に挿す。二花九葉の場合は三花十三葉から胴、控を省いて真、副、留の三体とするが、二本の花は真と副に用いるか、真と留の後に低く挿しそえてもレ品い。7

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