テキスト1992
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〈2頁の花〉〈3頁の花〉街萄の幹白菊表紙の作例は古川竹に柿の実というとり合わせに純白のカトレアを鮮明な配色として加えている。カトレアには冬咲きの品種が多く、松や梅ともよくとり合わせられている。柿と肯竹という日本の李節感にカトレアという洋蘭が加わると初冬の床の間に明るさが生じ、囲気を豪華に彩る。花村カトレア柿花掠訂竹掛花活け陶花瓶柿を主村にもう一作の生花を作ってみた。柿には生花や立花に向いた枝振りのものが多く、とくに苔枝は奥深い情趣をたたえている。私の生花や立花は、絵で例えるなら大和絵的な叫んじでなく、水弔阿的に自然を描写できればと思っている。冬は私向きの花村の多い李節である。花持明代’h’制 点水位長らく姿を見せなかった古い京野菜の栽培が復活して、作例に使った町も見かけるようになった冬至南瓜に因んだ一作である。花材鹿ヶ谷南瓜榔聞の根花時褐色刷陶鉢花材柿椿水仙rm郎室内の手鹿3

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