テキスト1992
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第二社郵便物”唸門桑原専迎流いけばなテキスト352号1992年10月1H発行(毎月1回1H発行)桑机炸疫流家元発定行価五00円今月号は‘向日葵の実‘黍‘桧扇の実‘蜀黍‘ギシギ‘ン等、秋の実りをいけ‘1取後のこの頁では稲と平呈をとり合わせて締括りのような形になった。昔、五穀(稲‘麦‘粟、稗‘黍)は天の恵みとして人間に与えられた大切な作物であるというわけで、け花に用いるのは憚られていた私などもチ供の頃、お米を祖末にすると目が潰れると云い聞かされてきたので、未だにお米の無駄使いは畏れ多いことだと感じている。西洋の結婚式では花嫁、いお米を撒くか、私達の世代にはとり入れられそうな閉習ではないだがお米離れの現代稲を知らな稲、い花材平茎の呈と葉い世代もかなり多くなりつつある。私達日本人の命を何千年も育み続けてくれた稲の姿を知らないでは気楽過ぎる。お米を無駄にするのは勿体ないが知らないのは史に勿体ない。よく実った稲の姿は五穀のうちで最も形が芙しく上品でさえあるの頃横で枝豆が実をつけ‘くよかに伸び上がる。昔からの日本の秋屎色である。有用作物に観宜用のカラジュームをそえ‘収穫期の一瓶としていけ合わせたカラジューム花器貨上色焼締花器花婿に白。そ芋茎かふ1<< JU”

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