テキスト1992
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花材椅いい4りいいぎりて、いけこみの会場で自分の未熟きを思い知らされると、他の人の優れた所を切せq羽d詰つまった気持で真剣にとりこもうとする。稽古と違っていけ花展のいけこみには来週がない。そんな思いをした時から長い年月がたつた。そして今は自分の目と心で自分のいけ花を律して行かなければならない年代にさしかかってきたようである。稽古場では毎年のよ、つに赤芽柳を教材にしている。去年の赤芽柳の生花と今年は少し違っている隼円である。同じ花材でも飽きずに稽古をくり返している聞に自分のいけ花の世界が見えてくるのだと思う。左吋いいぎり完熟したいい椅d司の実をいけると、実が大きいだけに同じように赤い南天よりも迫力がある。完熟しないうちはオレンジがかった色で他の花との配色はよくない。果径は同ミリぐらいで大きく房状に実がつくので大作の花材に向いている。枝が太く実が重いので無理な横枝の出し方はせず左右のバランスをよく見きわめながらしっかり花器にとめ、主材として力強く使いたい。(飯桐とも書き別称は南天桐)白菊五半酔花器褐色陶花瓶L舟17

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