テキスト1992
105/140

副流し焼締水盤ニ副る1亨薔薇花刑蘇鉄花器蘇鉄は木米幹付きでいけるべき花材であるが、先代の画帳の中に右のように葉だけでいけ上げたものか残されていたので稽占の参考にとりあげてみた。先代の図では真、真囲、見越、副、副の沈み‘胴、総囲‘留‘控の九枝で仕上げられている。上の作例では蘇鉄を左端の図解のように五枚使い‘留‘控には暗赤色の薔薇をとりあわせて葉色か濃く単調な色彩の蘇鉄に明るさをそえてい蘇鉄の葉はしなやかそうに見えても案外折れやすいので、葉選びの際真・副等はよくしなったものをとり‘正面から見た形をととのえる。てつ--/ / 11

元のページ  ../index.html#105

このブックを見る