テキスト1991
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ねぎ』年末、鳴門から届けて下さった蓮hA 慨が大変締麗な肌なので食べるのを待っていけてみた。蓮根は古くから文人的な盛物として使われてきた。そういう使われ方に慣れてしまったせいか、普通のいけ花としていけてみると多少馴染みにくい感じがしないでもない。とりあわせとしてアンスリユ|ムを選んだが、真赤な品種では毒々しい配色になってしまいそうなので、ややくすんだグリーンのものを選んで左斜前向きの蓮根をはさむよ、つに立ててみた。蓮根は相等重いので剣山は特大を使って叩でほどのしっかりした支柱を立ててそこに突き刺している。足もとにはアロカシアを配したが色彩感が乏しいので仏手柑をそえていづ令。野菜の中には花井として栽培されているものに負けないくらい美しく育っているものが多い。酸茎大根の葉、小きい実のでき始めた頃の茄子、枝豆と数えて行けばかなり多い。ただ葱のように香りの強いものはさけたいが、鮮かな色の果実や野菜は花としていけてみたいと思っている。花材蓮根アンスリユ|ム仏手柑アロカシア花器トルコブルlコンポートLゆか人なす市蓮十艮8

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