テキスト1990
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大山蓮華杜若筒活け真流し6頁)花器7頁)花器白色陶花瓶胡麻竹花筒大きな水盤の広い水面に幾株もいけられた社若の費、つよ、つな美しさにくらべて、筒にいけられた杜若の姿は端正で気品がある。夏の杜若は葉より花を高くいけるが季節の出生として葉をややあらく組む。筒には留、胴、副、真、控の順序で又木へは各葉組を図の通り挿して行く。又木は角度のせまいものを用い、竹の細割りを作って又木の横から穴をあけてきしこんでおくと留の葉がいけやすい。葉組は全部作り上げてから手早く挿し形を整える。(7

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