テキスト1990
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ーうりはだかえで花器煤竹す筒瓜府楓は樹皮が緑色で真誌耐の皮に似ているのでそうよばれるようになったらしい。今までテキストにとりあげたことのない花材だが、枝振りは素直で癖がなく、境めもきくので初心者の稽古に向いている。又このような素直な花材で変った花型を作ると品位が下がるので、おとなしく、きっちりした行の花型か、草の花型にいけるとしてもあまり形を崩さない作例のような留流しが良い。真は基本通り筒の高さの三倍にとると筒の口より上初Hンほどの長さになり、筒の中に入る分をいれるとおでぐらいにとる。副は約臼勺、留は約mHJぐとればおとなしい留流しができる。留流しの花型では、長く右に振り出した留と胴の聞があくので総囲に充分な校数を加えなければならない。作例には三本の総囲を前に向けて出し、留の沈みを留の後に挿して控までの聞をつないでいる。原則を忠実に守っていければよい花材である。らいに瓜膚楓5

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