テキスト1990
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すすたけきmjm灯になる。いけられた枝の撒葉は日毎に生長する。この山梨もいけたのは十日程前だったが、その日から花器の中に根を生やしたような感じで元気に暮らしている。山梨は曹破科に属し山地に生え高花材としてはかなり早くから切り出されて出荷されているが、聞きはじめた小さな葉も、毎日水を替えて手入れしていると少しずつ大きくな生花には携めて形を作るよりも、技どりの勉強によい中級向きの花材である。作例の真の枝には前後に出た小枝がついていたので、それを真回、見越とし、流した副の後に必要な副の沈みを加えている。一種いけでもよいが作例には総園、控に黄菊を彩りにそえてみた。花器煤竹寸筒(裏白の木)山梨り516勺に生長した頃花が咲く。花材山梨黄菊~ 4

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