テキスト1990
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はけ2めている。真11木瓜副11苔木花器古銅薄端西武アート・フォーラム〔立華•生花展〕出品作この立花に使った朱木瓜は実に見事な枝ぶりだった。大体どんな樹木にも松には松の樹形‘梅は少々暴れた枝でも梅なりの特徴かはっきりしているのでそれぞれの役所に自然にあてはまって行く。ところが木瓜だけは一本一本か好き勝手な形に育ち‘良い枝振りのものはどその傾向が強い。株立ちになった木瓜の名木を見ていると、その樹形の不規則さかよくわかる。という訳で複雑に屈曲した枝をそのまま組み合わせ‘交差は多くなったか木瓜の生態はよく表現できていると思う。そして枝一杯に咲いた朱色の花にとりあわせた正真の前の黄色の牡丹で大変艶やかにいけ上がったが、古い青銅の立花瓶が花の姿を品良くひきし請11木瓜流枝11木瓜正真11晒木控枝11苔木正真前11黄牡丹前置11白椿見越11苔木花台紫檀卓仙澄胴11松しゅゃくピころあでIJたんこけよく朱木瓜立花

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