テキスト1990
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山菜英さんしゅゆ先月号に山菜英の生花の花型図を掲載したが、かなり癖のある老木をいけたものである。そこで今月は実際に稽古で使っている山茶葉で作例をいけてみた。稽古用の山莱英の多くは若枚で、枝先が細く花がついていない。長く枝取りする真には梢に花がなくてもかまわないし、又山莱頁の出生に従って少し高くいければ七分目から下の花を見せることができる。副は太枝から分かれ出た太く勢の良い小枝を利用して作る。若枝でいける山菜東は作例を見てもわかるように細長い枝ばかりを寄せて形を作らなければならない。そこで真、副、留の三主要枝の形をしっかりと定め、あとの校はそれに合わせて線の交差を作らないようにいけ上げて行く。作例は花留めに蛇の目を使った。花型留流し花材山菜英花器焼締め楕円形深鉢租i正5

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