テキスト1990
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hv チューリップは非常に品種の多いlレい。オランダ産のチューリップを昨秋ハンガリーで買ったへレンド磁器の花瓶にいけてみた。は月号の8頁で窓辺にいけたのと同じ絵柄の花器で花模様も美しいがへレンド独特の描き方の蝶が更に美ヨーロッパの磁器は中国の景徳鎮や日本の伊万里焼を手本にして発達して来たのだそうである。だから末だに中国や日本風な模様がそのままに近い感じに絵付けきれたものも多い。だがそれもどこか異った感じに出来上がっているようで東西の微妙な感覚の差があらわれている。こういう花器にはやはりヨーロッパで作られた品種の花が合わせやす花井だが、中でも作例に使った赤に黄めまじったものは花も大きく、とくに豪華な感じがする。花茎が大変高くωで以上あるので上部の花には茎をωでほどつけて切り下部の葉の部分と二本に分けて挿している。黄色の八重咲は低くとって、赤黄のチューリップの背景としてみた。挿しそえる緑として、ストレリチアの比較的小きな葉を三枚そえて形をととのえた。花材チューリップスアの葉花器へレンド磁器花瓶表紙の花トレリチ4

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