テキスト1990
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ざ〈代花でもやはり足をつぎ足すことは必要で、太針金でとりつけフローラルテープを巻いておく。枯色は貰褐色から暗褐色までかなり変化があるので濃淡をつまく組み合わせて一枚一枚をはっきり見せ、とりあわせる花の色は強い赤系、又は作例のような鮮やかな黄色系の花がよい。花材朴の枯葉能勝利似花器トルコブルl一屑査柘棺を無花果の枝にとりつけアンスリユ|ムの葉をあしらってみた。無花果の太枝は形が良い上に樹皮が花の色とのうつりのよい落着いた時台なので大型花材としてよく使われている。日本産の柘棺は花樹として植えられているので実は果樹として栽培されている原産地の中東地方のものより小さくて色も冴えない。だがいけ花として使、つ場合には捨て育ちの日本産の実の方が野趣があって良いのかもしれない。そしてその秋の生りものとしてとくに文人調のいけ花に好んで使われてきたが、作例の無花果の太枝ともよくあっていると思う。アンスリュlムの葉は無花果の枝の後にとりつけたカトレアホルダーから出ている。花材柘棺の実無花果の太枝アンスリュlムの葉〈3頁の花〉ろい免じく3

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