テキスト1990
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ヲ令。デンファレは、デンドロビュlム属の中でファラエノプシス(明蝶蘭)に花が似ているのでこの名が付けられた。品種の多い附の中でもタイや東南アジアで輸出用に大量に栽培されているので現在最も安価な蘭であだが日本で肌き的理二細まかく育てられたテンファレは花色も美しく花柄も長い。そして業のついたバルブ(球茎)ごと台切りしたデンファレはかなり高価だがいけ上がりの美しさは輸入品とくらべて格段の差がある。作例には台切りのデンファレ6本キウィの蔓をからませ、フィリツピン製の小校の能にいけた。能は小伎の切口もぞんざいで、藤の蔓で巻けばよいものをビニールの紐で括られている。だがそんなところがかえって素朴な愛矯が感じられるので時々使ってみようという気になる。南方的豊かさの一作である。花材デンファレキウィの蔓花器小枝能デンファレ(デンドロ江幻ノプYス)10

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