テキスト1990
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段九十九・社若二種いけ花器褐色焼締深鉢夏の杜若に段九十九、というとりあわせは暑中の生花として爽涼感があって中々いいものである。社若の三花と葉組の五株は花を高く使った夏姿に組み段九十九は挿絵のように十九本を配り分けている。段九十九は社若の業組の後に挿すが伸図の黒く塗りつぶしたのが杜若で花は黒丸、葉は黒い一二ヶ月形であらわし、白丸が段九十九である。これを表にしてみると①真花一葉三段九十九葉五段九十九五本④留花一葉五段九十九ナシ②副葉一一段九十九六本③胴花五本となる。作例の段九十九は刊本だが日本或は日本に減らしてもよいが、作例の割合がよい。⑤控葉二段九十九三本一8

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