テキスト1989
66/141

17枚で花径は4|5側、花色は白(二階広間)テレビの和漢薬のCMには、その成分の一つとして新総が必ずといってもいいほどよく出てくる。中国から渡来した薬用植物の中でも有薬は基本薬物の一つで古くから栽培されてきた。そして渡来後数世紀を経て、室町時代あたりから観賞用の品種が作られはじめたらしい。いけ花には日世紀の「仙伝抄」に始めて出てくるがそれ以前からいけられていたのだろ品種が作り出され、園芸書に記録されるよ、つになる。薬草としての有薬の花は一重咲で花弁は8lU枚、色は淡紅色又は白色で花径はmm中国北部が原産地で、日本に自生する山有薬は花弁が5色でいずれも現在の観賞用、或は切花用に作られた品種よりも清楚な花である。作例は、今春の師範認証式の日に二階の広間に飾っておいたものだが、直径1mの紺色の大水盤には大輪で華やかな有薬がよくあ、っ。剣山は大型のものを6コ使い、足もとが多少すけても目立たないように、水盤と同色に塗っている。同じ社丹科の花でも、ポ判例性の社丹と違って単科性の大輪で多重弁の、勺ノ。その後口世紀になると相当多くの薬ー++ー弓4

元のページ  ../index.html#66

このブックを見る