テキスト1989
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6fHに)第三種郵便物認可桑原単慶流いけばなテキスト刊号1989年5月l日発行(ι町内月l図1日発行)桑原呼慶流家元発行花菖蒲杜若J空t,留真/定価五OO円二種株分け花菖蒲には白と紫を基本に、淡色、濃色。赤みがかった紫、青みの強い紫等が単色、絞り、働ら:恥1と色彩が豊かな上に三英咲、六英咲と品種が多そこで旧暦五月には花菖蒲だけを多種類とりあわせて華やかにいけるというならわしもできていたが、現在の五月では早咲き品種が二、咲くだけで、下旬から六月初旬にならないと多色いけの花菖蒲の華やかさは望めない。作例では、自の花菖蒲に紫色をとりあわせ、朱塗りの水盤にいけてみたが、この配色なら皐月の空の明るさの中で生き生きと咲く水辺の花という感じの生花となる。杜若と花菖蒲のとりあわせの例はあまり多くないようだが、高く咲く花菖荷と、低くしなやかな曲線を見せる社若、そして白と濃紫が対照的な鮮やかさを見せる。(業組の解説は花材花菖蒲杜若花器朱塗リ水盤ummmの三種Jグづか~\,J留川冨lf)/ 濃

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