晴れ上がった目、満聞の濫抑制やアカシアの花は、陽光そのもののような金色に輝いて見える。こういう花は、その輝きを賎らせないようにいけたい。作例では単純に純白に少し淡緑のかかったアンスリュlムと白い花瓶をとりあわせ、明るきをより一層きわ立たせてみた。広々とした所に立っているアカシアの木は、離れて見ていると、木全体が柔らかな黄色に包まれたよ、つに見えるが、花材として切りはなされた一枝をとってみると案外葉が多く、しかもかきついているので、明るく柔らかみのある花の色の邪魔になっている。そこで多少不自然なことかもしれないが、葉は全部とってしまい、厚く重ねるようにいけてみると木のままで見たアカシアの姿にもどる。だがこういう方法は他の花木にまで応用するのはよくない。一度小ニ手引、そうしていけてみると、確かに見なれた小手強とはちがった感じで面白くはなるが、小手強そのもののかわいらしい上品きは消え失せてしまっている。技巧は自然の美しきを適確に再現するだけのものにとどめたい。花材アカシアアンスリユ｜ム花器白陶花瓶アカシアり越まの葉をとっていけたことがある。11
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