テキスト1989
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葉蘭十一葉副流し花器煤竹す筒葉蘭十一葉(草型二例)今回の十二某の葉蘭は、副流しと留流しの二例を掲載してみた。先に十一葉の基本となる行型の葉の使い方を説明すると、陽の葉||真・胴・胴のしずみ・見越・控陰の葉||副・副のしずみ・真囲総囲・留・留のしずみとなり、左図の花型となる。十一葉行型この花型から草の花型に変化して行く。葉蘭十一葉副流し(上の作例)上の作例は、行の花型で解説した葉組の役枝の配置をそのまま副流しに変化させたものである。副流しでは、主役となる副の葉は細身の長い葉を選ぶ。幅の広い葉を使うと、副側にバランスが傾いたような感じを与える。長い副に対して、留は短かく幅の広い葉を使って重量感を出して左右均衡をとる。6

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