テキスト1989
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そろそろ盛期に入る水仙を株分けの生花としてみた。初冬には一株いけで、二本から五本で葉を花より高く組んでいた水仙も、盛期には葉より花を高く組んで季節の移り変りを表現する。又その頃になると、一瓶に七本‘或は主株に五本から九本を行型に、子株には主株より本数を減らしてニ本から五本を草型に挿す。作例では主株に、真、真囲‘見越、副‘副の沈み、胴‘留‘留の沈み、控の九本、花は真‘副‘胴‘留‘控の五本に葉をそれぞれ四枚、他は葉のみ三枚を組んでいる。・子株は、真、副‘留の三体で、副には雪折れの癖葉を使って、のびのびと立ち上かった主株と対照的な姿を作る。袴は‘この季節水面から15丘/ほどに上げるのがきまりとなっている。花材水仙主株九本花器柿色釉水盤定価五00円子四―本ぉしかふ真囲�,h第三種郵便物認可粂原専脱流いけばなテキスト307号昭和64年1月1日発行(毎月1回1日発行)桑原専疫流家元発行ィU株分け水

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