テキスト1989
133/141

WAH’ヲ令。表紙の花は、クリスマスを意識し==四円卓勺λノや白よ〈表紙の花〉バ川1』1ad「bvう蝋に燭しはっ上かのり図しのたよクリスマスを日本語では降誕祭?でったんさい)。四月八日のお釈迦様の誕生日は降誕会(ごうたんえ)という。日本には上古から随分沢山の神機が居られたが、私達はお釈迦様もキリスト様も八百寓A4の神様の仲間になっていただいて、とくにクリスマスは師走の風物として結構楽しい祭日に仕立て上げてしまった。そんな日本人の信仰形態に疑問を感じる人もいるだろうが、別に一神教だけが正しい宗教ではあるまい。私の家でも二十日頃からクリスマスツリーを立て、三十一日にはお寺へお墓の掃除に行ってお花を供え、元日には上賀茂神社へ初詣に出かけていけた盛花で、白い御苧と赤いガlベラをとりあわせ色蝋ろ‘っ燭そくに火を灯してプレゼントを交換する、そんな日の演出の参考なのである。針金を糸針金で縛り、割箸を括りつけて剣山にとめる。花材海芋花器針金\1Fd一方の端にはガーベラ色蝋燭ミリオクラダス横長水盤〈2頁上の花〉〈2頁下の花〉〈3頁の花〉この掛花の後の壁は、中塗り仕上げで所々細かい藁の窃すきが浮き出ている。家の中でもとくに好きな壁で、稽古の残り花や庭の花で思いつくままをいけて楽しんでいる。作例は師範の認証式の日にいけた掛花だが、純和風な中塗壁にオンシジュlムが違和感なくおさまり、英、菊の緑が清澄な香りを放っている。花材オンシジュlム寒菊花器竹龍上と同じオンシジュームと菊のとりあわせだが、寒菊を白の糸菊に変えて盛花にしてみた。花を沢山つけた二本の大輪のオンシジュlムには白菊の面を大きくとりたいので広い水盤に低く白菊を並べ、貰と自の対照を浮き上がらせた。花材オンシジュlム白糸菊花器黒色陶水盤秋口から初冬までの菊の季節には菊の多色いけをしたい。花型よりも隣り合う色のことを考えて十種以上の菊を集めていける。花器緑柑手付花瓶菊十六色年延長掛花3

元のページ  ../index.html#133

このブックを見る