テキスト1988
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或は一輪の花に他の組物の枝葉がとりあわせられているのが、ごく一般的な小品花の花型であろう。向窃ぜJd4.一ゐがhe−と説、み抑制SFヘ一立何事識次に花器、或は日用品、室内装飾品のデザインと花とを一体化させた小品花があり、古くから能、手桶その他、水の入れられそうな器具が思いつくままに使われている。⑤⑤の例は別として、古くから小品いけ花とよばれているものの花型に共通している構成要素は、向通図のように椿の開花と葉のかたまりを主材とし、そこから上、横、或は下に向かう細い線状の枝葉であるといってよいだろう。勿論このような構成以外に小品花には様々な花型もあるが、一つの花のかたまりと、軽い線で構成する形を小品花の初歩的な基本花型と考えてみよ、っ。その基本花型を大別してみると、2頁の作例写真の下に図示した三つの花型に分けることができる。③直立型大きな鹿の子百合を花瓶の口に挿し、その後に出生として直立する太蘭を7本そえた。直立型といっても少し傾く枝をまじ、えた清涼な小品花③下垂型花径の大きい盛夏の向日葵三輪を縦にまとめ、蔓物花材の猿取茨(山時来)をとりあわせた下垂型の作例。掛花によく使われる花型である。純白の糸車という小菊を龍の口に盛り上げ、そこから右に真赤に熟した房酸塊を右横に振り出した横型の小口開花。横枝は斜上に出てもよい。。横型4⑤ ⑮ ② @ 3

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