テキスト1988
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盛花立体真主型花材グラジオラス白ハラとグラジオラスというとりあわせは、いけ花の基本的な引と配色を考えてみるのに適した花村である。パ一フ濃紅色2本ピンク1本3本細長い剣状の葉の聞から花茎の両立するグラジオラスと、花が茎の間以点に咲き、その下に長楕円形の葉を前後左右にひろげるパラは形状において対照的であり、多彩なこの二種の花で様々な配色を考えることもできる。その一例として立体真主型で同系色から白へ移り変るぷ一本的な配色をとりあげてみた。オラス副グラジオラス中間パラピンク位グラジオラス真グラジ胴パラ濃紅色留パラ槌紅グラジオラスは、上部の固い奮をとり、真の開花をおでぐらいの高きに定め、全長をmHンぐらいに切る。そこで茎からはずれた葉を花茎の前に二、三枚組んでグラジオラスの形をととのえる。真はほぼ直立させ、副は左斜前に傾け、その前に胴のパラを前につき出して葉を使って水際をおおう。留も右側で同じ働きをさせる。控はやや右後に傾斜させ’奥〆什をとる。中間色右留1同③ 7

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