テキスト1988
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づ令。生花としていける場合にも、強い(1月日日)の飾りものににわとこ接骨木は早春の花材として、私達にはなじみ深いが、都会では殆ど見かけることがない。だが日本人には昔から親しみの深い樹木で農家の庭先によく植えられ、小正月木の幹や枝を薄く細長く郎つて縮らせて花のようにした削り掛けに接骨木が使われたりしている。いけ花には早春の芽立ち時、接骨木といわれるような、節のふくらんだ部分から湾曲して出る枝ののびのびした動きをとらえていけられてい太枝から分かれ出る柔かい新芽をつけた細枚の対照的な姿を見せたいので少し大型にいけたい。一種挿には不向な花材で留には必ず色の鮮かな花をあしらいたい。作例には朱ホルを使い趣をそえた。花材接骨木朱木瓜花器白地広口花瓶接骨制IJ木6

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