テキスト1988
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12 南天竹の胴立花の胴は、その後から各役枝が出て行くので、それらの出口を囲う大切な役割をもっている。特殊な胴作りとして、竹の胴、南天の胴等の他多くの秘伝か残されている。この立花では、黄菊の前に葉のよ<茂った竹を二本立て、前に向かって下がる枝で胴の役を受け持たせ‘一方を左になびかせて副とした。竹を使った場合、水際に必ず竹の節を見せることになっている。緑豊かなみずみずしい一瓶である。花材南天ー真・請・流枝・見越竹ー胴・副黄菊ー正真松ー前置枯松ー控花器白斑大壷近藤豊作越

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