テキスト1988
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3 菊一色立花花材菊九種紅葉一色砂の物花材楓紅葉蔚屎ー表紙ー昔は菊\一色の立花には‘真に大輪の枝菊を使った。先代も菊一色の立花にそのような菊を使えなくなったのを嘆いていたが、よく考えてみれば‘昔はこんなに行儀よく育ち、水揚げも良い菊はなかった筈である。そう思ってしまえば現在の市販の菊で立花を立てるのも中々楽しいものである。菊一色の立花には伝承の約束事として、上段には大輪‘真には白又は黄菊を使い、中段には中輪‘下段には小菊を配して構成することになっている。又胴のあたりには花をつけないしかみ葉という菊を用いて一瓶の立花が花ばかりで覆われるのをさける。見越は低くとり、その座から少し除口は高いか野育ちの菊を流枝として出し、一瓶の変化をつけてみた。(黒松一色砂の物と紅葉一色砂の物の解説は4頁).rLさこL真み請二控菊一色立花流枝見越(表紙)(3頁)花器桃紅釉大壷宇野仁松作花器飴色釉花瓶清水六兵衛作黒松一色砂の物花材黒松(2頁)花器青銅砂鉢

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