テキスト1988
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すなもの秋草立花二株立砂物立花は、花瓶型式の立花瓶に立てられたものと、水盤型式の砂鉢に立てる砂の物に大別されている。そして立花瓶に立てられた立花のうち、直真の立花を真の花型、除真を行の立花とよんでいる。砂鉢に立てられたものを草の立花とし、更に一株立と二株立にわけられている。二株立の立花は、大小の株二つでぉι形造り、作例の左側の大きい株を主樹、右の方を子株とよんでいる。九つの役枝は、左方、王株に真、見越、副、控を、子株の方には請と流枝。そして主株、子株共にそれぞれの正真、ならない。草花類の二株立は水仙、社器一色の立花以外、作例は多くない。胴、前置を配置しなければ

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