テキスト1987
87/147

けしのはなにげ第三段郵便物認可桑原専慶流いけばなテキスト捌号昭和臼年7月l日発行(毎月1回1日発行)桑原専慶流家元発行この作例のポピーを学名でよべば、パパウェル・オリエンターレ・リンネとなる。一般的な名称として、オリエンタ園ル芸・品ポ種ピのl市、n,』・旭或φv署は’L粟こもれひをっもくとるにめしてたそうよばれている。ポピlは江戸時代のある生花図集には、「響栗花」と題されている。或は、ザ炉→がとも書かれ、総掛百がは−畏勢い九軒、勢い刈辛勝軒和、膨勢和ともよばれている。一つの花でも、山路で見るとき、花畑での群生、植物園、そして色々な花材ととりあわせられていけ花になると、それぞれの印象に大きな違いが感じられる。花をいける上で、花の名前の多くを知っておくのは大切な事である。一つの花にも色々な呼び名があって、割合適確にその花の一面をつかんでいる。だからこのポピーで大柄な生花歩ふけるなら鬼嬰粟Lとよびたいしオリエンタル・ポピ!とよぶなら、作例のように使ってみたい。濃いオレンジ色で花底部が黒いこの大輪のポピーは、しっかりした太い木の幹とのとりあわせで大作にもなり得る強さをもっている。花材オリエンタル・ポピ|藤蔓花器艶消黒塗深鉢白陶手付花瓶03hSNQNmト・定価五OO円sおEEe町、ト

元のページ  ../index.html#87

このブックを見る