テキスト1987
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やまり勺SよA1・0000とよばれているが、他にこの花をはじめていけたのは、もう日年ぐらい前になるだろうか。生の花でなく乾燥させたものだったが花径は犯でほどあって、現在多量に出まわっているアリウム・シュlベルティの中でも最大級に近い。調べてみると初期、Fの仲間で百合科葱属の花だった。観賞用の葱属は、一般にアリウム食用や野草の中にもかわいい花をつける種類がある。山線韮は初秋草原で小花がピンクの球になって咲く。行者対抗駅の野生種は白い球状で大して目立たないが黄花行者対釈は、アリウム・モーリーという名で鉢植や花壇に用いられている。先日師範会の遠足で京都フラワーセンターに行ったときに食堂の前のテラスに飾られていた。アリウム・シュlベルティはこれらの葱属の花の中で最大で、色はアリウム・ギガンテウムのように美しくはないが、茎の頂点から長さ刊でから日での細い花茎が二・三百本も放射状にのび、先端に六片の細く持った花弁が開いて大きな球状の花になる。近頃最盛期には、栽培業者からの出荷が多いせいか、時々稽古にも使えるほどの値段で手に入ることがあアリウム・シュlベルティ4

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